私事になりますが、一昨日の晩母が亡くなりました。
享年77歳。
死因は老衰による呼吸不全。
母は9年程前から地元の特別養護老人ホームに入居していて、最期は看取り介護という形で、延命処置等はせず、なるべく苦痛の無い形で眠りにつく事が出来ました。
特養の職員の方達は本当に良い人ばかりで、最後まで親身になって母を介護してくださり、いくら感謝しても足りないぐらいです。
コロナ禍で1年半程面会も出来ず、ようやく面会可能になった時には認知症が進行し、顔を合わせても会話もままなりませんでした。
でも私は悔いも悲しみもありません。
自己満足なだけかも知れませんが、若くして父が亡くなってからは、母と二人きりの暮らしになり、それまで行けなかった旅行とかにも沢山連れて行ってあげました。
晩年は歩行が困難になり、車椅子での移動を余儀なくされましたが、それでもずっと行きたがっていた北海道や京都にも行く事が出来て、母は本当に嬉しそうでした。
自宅での介護は心身ともにかなり厳しかったのも事実ですが、自分の生活や仕事を犠牲にしてでも母を支えてこれた事は、私の誇りでもあり喜びでもありました。
一人っ子の私はこれで家族がいなくなり、完全に独りぼっちになってしまいました。
でも大丈夫。
実は今の私には素敵なパートナーがいます。
もう人生も折り返し地点を過ぎてしまいましたが、これからは彼女と二人で力を合わせ支え合い、ともに歩んで行きたいと思います。
私が幸せになる事で天国の父と母への供養にもなりますから。
母が好きだった地元の神社。
銀杏の紅葉が綺麗だったので、今日空き時間に撮りました。
Rest in Peace.